ユニークなタクシー業界の隠語
電車・モノレール・バスなどの公共交通機関を生活の足として、毎日ご利用になっている方は多くいらっしゃると思います。公共交通機関は、最寄り駅やバス停など乗降で一時的に停車をし、路線の関係上、目的地まで遠回りすることもあります。
しかし、タクシーは裏道などを使いながら目的地まで最短距離で移動しますので、急いでいる時などには便利です。そんなタクシーの小ネタとして、こちらでは、ユニークなタクシー業界の隠語をご紹介します。
神立ち
空港や駅などのタクシー乗り場で、タクシー待ちをしているお客様が順番を待っている状態のことをいいます。「お客様は神様」という言葉から、こうした神立ちという隠語が生まれました。
お化け
ジャンボタクシーや観光タクシーのように、長距離または大人数での移動とは違い、思いがけない時間帯に長距離を移動するお客様のことを、運転手がびっくりするという意味でお化けといいます。お化けつながりですが、北海道弁に「こわい」という独特な言い回しがあり、意味は「疲れた」を指します。
魚群
横断歩道の先頭で信号待ちをしている時に、大勢の人がタクシーの前後を通り過ぎることです。CR新海物語の激アツリーチ演出である「魚群」が語源となっていて、大勢の人の流れを魚群にたとえています。ちなみに、北海道弁では魚群を「郡来(くき)」といいます。
その他
深夜になかなかタクシーをつかめない複数のお客様が手を上げていることを指す「ゾンビ」、回送タクシーの回送を海草にかけて「わかめ」などの隠語があります。